【感想】映画「艦これ」を観て学んだ大切な1つの真実【ネタバレ】
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ぼくは劇場版「艦これ」を観て大切なことを学んだんだ。
劇場版艦これを観た
当ブログをごらんの皆さんは"艦隊これくしょん"をご存知だろうか。"艦これ"と略すと、ピンと来る方もいるかもしれない。
艦これというのは、20世紀の二度に渡る大戦中の日本を支えた、大和などの艦隊が女の子にデフォルメされ、様々な戦闘に出向いていくというゲームだ。元はゲームである。
そんな艦これがこの度映画化された。アニメ化もされているというのは映画化されてから知った。
そう、筆者は艦これというものをこれっぽっちも知らない。艦これに関して知っていることの全ては上に挙げたことが全てだ。
それでも筆者は艦これを観に行かずにはいられなかった。そこには自分の簡単な好奇心だけがあったのかもしれないし、はたまた昭恵婦人の言う"何か大きな力"のような引力が働いたのかもしれない。
人生がタイミングで出来ているのならば、艦これを観に行ったのもまたタイミングだったのだろう。
そして、ぼくはこの映画を観に行って、大切なことを学んだんだ。
アイアンボトムサウンド=エモい
今風に言い換えるならば、"エモい"だ。
筆者はは永遠の厨二病。今年で23になるが、中二の心はいつまでも忘れたくない。
いつも心にエモーションを灯していきたいと思っている。
だから、アイアンボトムサウンドという単語をグーグルに打ち込んだ。そこにはエモの権化のような世界が広がっていた。
アイアンボトムサウンドは、艦これ屈指の難易度を誇るステージの名称であり、名だたる提督の心を折ったという、伝説のステージだった。
正式に言うとアイアンボトムサウンドは実在する海峡の名前であり、
その海峡には数多くの艦隊(=ばらばらになった鉄くずたち)が海底に沈んでいたことからアイアンボトムサウンド(=鉄底海峡)と名付けられたという。疑いようもなく、エモい。
この言葉に秘められたドラマにエモーショナルな情動を感じた僕は、何のためらいもなくチケットを予約したんだ。"この夜の海。その先にーー。"というコピーも寸分違わずエモい。
予備知識0で観た結果
簡単だ。"大和がかわいかった"。これに尽きるだろう。
「たったのそれだけ?」と多くの方は思うかもしれない。あまりにもシンプルで、単純で、安直なこの感想。小学生が書く読書感想文よりも簡素だ。
しかしだ。この感想が決して大和のビジュアルや、振る舞いといった要素から簡単に生まれたわけではないということを注記しておきたい。
多くの映画はいい話か悪い話をするかのどちらかであり、艦これはいい話をするカテゴリのストーリーテリングだった。
だから筆者はそれを飲み込んだ上で、新たに"大和たんたまらん"という感想を捻り出したのである。
何が言いたいかというと、これは決して小学生が書く読書感想文以下の感想というわけではなく、多くの映画に触れ、知見を得た筆者ならではの感想ということができる、
というわけだ。
そして、この真理こそ、筆者が劇場版艦これから学んだ、たったひとつの大切なコトだったんだ。
学ばなければ、言葉にすることはできない
筆者は艦これを予備知識皆無で鑑賞した。
その結果、話についていくのに必死になり、(恐らく)様々に散りばめられていたであろう"艦これを知っている"ことを前提とした、細かい演出に気付くことなく、劇場を去ることになった。
"しんかいせいかん"などに代表される専門用語の数々に惑わされ、当惑し、"みんなかわいいなあ"というぼやっとした想いを抱きながら、世界を生きる彼女たちを眺めていた。
彼女たちを取り巻く背景、(恐らく)戦時中の日本をテーマにした作品であることから、日本の詳細な歴史。
そういった諸要素を頭に入れておけば、点だった情報が線になり、この作品をより濃密に単締めたことだろう。
そう、ぼくらはいつまでも学び続けるしかないんだ。特に何かを文字で表現しようとするものにとって、学びは避けては通れないものなんだ。
誰かが言っていた「人生は一生の勉強である」は少なくともぼくらのような人間にとっては真理なんだ。
だから、筆者は学び続けようと思う。大和たんをもっと愛するために。
ネタバレ含む感想
大和たん
可愛くて、かっこよくて、強い。エモい。
最後の夜戦で大和たんが致命傷を負って海に倒れ込んでしまったのだけども、彼女は逝ってしまったの?
ウィキペディアを見ると現実でアイアンボトムサウンドに沈んでいる戦艦リストの中に大和はなかったけど、倒れたままフェードアウトしてしまったのでモヤモヤした。
戦闘シーン
戦闘シーンは大変によかった。他の人のレビューを読むと、最初の夜戦シーンで意味もわからず涙を流す人がいたみたいだが筆者も同じくだった。
少女が大きな脅威に挑むという構図と、"日本のために戦った艦隊を忘れないでほしい"という想いのもと(?)このような作品を生み出した人々への敬意の念のようなものが入り混じったものだと筆者は思っている。
1つ苦言を呈するなら、最終決戦のシーン。ここはもう少し長尺になってもよかったから、細かく描写しても良かったのではないか?
敵軍に囲まれ絶望的状況においやられた艦隊の絶望をもっと表現してほしかったのと、一番えらい人なのかはわからないが、指揮官みたいな人の戦闘シーンも見たかった。
まとめ
艦これフリークにこそオススメの映画だ。是非なんども足を運んで映画産業の発展に貢献してほしい。
大和たんをボコボコにしたのは許せない。