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【感想】モヤモヤ映画「君の名は。」で感動できなかった理由を考えた

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圧倒的成長を約束する記事3選+1

 f:id:ohrmsk927:20160828113340j:plain美しすぎる世界で描かれる甘酸っぱくてくすぐったいSF系青春ラブストーリー!果たして今作は出会えるのか!?

 

 

君の名は。を観てきました。結論から言うと、ぼくはそこまで感情移入できず、乗りきれないままに物語が終わってしまったような印象です。新海誠さんの作品は「秒速5センチメートル」しか見ていないけど、それも「そんなに賞賛されるほどなのかな?」という感想だったので、新海誠さんの世界はぼくにはちょっと合わないのかもなー、、、とぼんやり思いました。

ぼくは比較的周囲が賞賛しているものには思考停止して”最高!””良かった””神”という評価をしがちで、今作も例に漏れずそうなるんだろうなぁと思っていたのですが…。「いやいや泣かないよ、さすがにねぇ。言うほどだろー???」と斜に構えながら実際は号泣させてくれることを望んでいたのですがそうはいきませんでした。

全然考えがまとまらず、言語化が非常に難しいのですが、「君の名は。」に感動しきれなかった理由を自分なりに書いてみようと思います。

 

 

時系列を整理した記事はコチラ

ohrmsk.hateblo.jp

 

10秒でわかるあらすじ

※時系列を整理した記事と同様の内容です。

 

田舎で実家の神社の巫女さんを継ぐべく、日々祖母に鍛えられてる高校生の三つ葉(かわいい)。
ある朝目が覚めるとそこは見たこともない場所で、三つ葉の身体には見たこともない(恐らく)部品が在った。三つ葉は前日に願った「東京暮らしのイケメン高校生」になっていた。


東京でアルバイトをしながら、毎日を過ごすいわゆる普通のイケメン高校生、瀧(かっこいい)。
ある朝目を覚ますと、瀧の身体はないものがあって、あるべきものがなくなっていた。
瀧くんが願ったかは知らないが、彼は「田舎暮らしの女子高生」になっていた。

二人はそんな夢を頻繁に見るようになり、やがて”お互いの身体が入れ替わっていること”に気付く。
そんな生活にも慣れた二人はメールや日記でコミュニケーションをとってそれなりに楽しく暮らすようになった。


そんな折、ある日を境に”身体の入れ替わり”が全く起きなくなるようになる。三つ葉が恋しくなった瀧は”三つ葉でいた時”の記憶を頼りに三つ葉に会いに行くことを決意する。

紆余曲折あったが、なんとか三つ葉が住む地域まで行くことができた瀧。しかし、瀧が辿り着いた場所は三年前に隕石が落下した被災地で、壊滅していたーーーーーーーーーーーーーー。

 

感想 - なぜ素直に感動できなかったのか

最初に言ったようにぼくはいまいちこの作品の世界に入り込めず、はがゆい思いをしました。

もちろん「これじゃ、名前、わかんないよ……」とかの名シーンでは月並みに感動して鳥肌も立ちました。でもなんというか、鑑賞後の満足感があまりなかった。みなさんが言われているような「この映画はガチですごいぞ。名作すぎるぞ、あと100回観よう。出会いに感謝Forever!!!!」というような充足感があまりありませんでした。(みなさんいい映画に出会えた時もあんな感じで興奮しますよね)

 

リアルとファンタジーの距離感

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なんでだろうか…と考えた時に、「リアルとファンタジーが入り混じりすぎていて、どちらの視点で見れば良いのかわからなくなってしまった」というのが一因なのかな、というのが最初に思い浮かびました。

もちろんこれは映画であり、アニメ。その時点で虚構であることは間違いありません。ただぼくは、映画の中でも「シンゴジラ」のように現実に進出しする虚構にどう対抗するかとか、「インセプション」や「魔法少女まどか☆マギカ」のようにファンタジーやSF的な要素を根幹に置いた”現実では考えられない”事象を物語にしたり、「けいおん!」のように日常をゆる〜く描くような作品があったりと、作品が”どのような世界観で描かれているか”をある程度前提に入れて楽しむ嗜好があって、それがこの「君の名は」に入り込めなかった要因だと思っています。

君の名は。の舞台は僕らが過ごす日常世界で、それは東京の理路整然としながらもごちゃついた街並みや岐阜の高山の美しい自然を見ていても明らか。高山の景色はあまりにも美しすぎて絶対行こうと思ったほどです。ここで男女の身体が入れ替わって、様々なドラマが生まれるというのはファンタジーとして理解してたけど、その時点ではまだ日常世界に起きた奇妙な出来事程度の認識で、まだ日常の中で起きる青春ドラマなのだろうな、というくらいに思っていました。

しかし、”タイムスリップしていた”という衝撃の事実が発覚した時点で、「なんで?どのように?どうして?」という思いが先行してしまい、いまいち感情が入り込めなくなってしまいました。アイデアはすごく良かったし、壊滅した糸守町を瀧と共に一望するシーンは「おいおいおいおいおい〜〜〜〜〜こうきたカ〜〜〜〜〜〜」とゾゾゾゾッとしたのですが、その後は「どうしてそういう設定になったのか」という疑問がどうしても拭えず。「宮水家にはそういう能力があるんやで」と突然言われてもいきなりすぎておいおい…という感じ。


タイムスリップものは大好物ですが、いきなりの男女入れ替えを超えるファンタジー設定の登場に、この作品との距離感がわからなくなってしまいました。

入れ替わりが終わると記憶が薄れるとか口噛み酒の設定もファンタジー感が強くて”???”のほうが強くなってしまいました。

こうなると口噛み酒を飲んだ後の五次元世界での回想も「わーインターステラーみたいだーーエヴァでレイを使徒から救う世界にも似てるなー」というように、物語のメインとはずれた思考が混ざってきてしまいました。(隕石落下で糸守町が吹き飛ぶシーンも”サードインパクト”かな??と思っていた)

自分でもなんでこんなに乗りきれなかったのかよくわかりませんでしたが、わからないなりに言語化してみました。伝わるといいのですが。。。

あ、あと”お決まりの演出”で笑いを取ろうとしてたのも個人的には寒いと感じてしまいました。笑

特に入れ替わっておっぱい揉むシーン。気持ちはわかるけど、笑えなかった……。

 

良かったところ

  • 映像がきれい(非日常感を感じられます)
  • おっぱいがえろい
  • 口噛み酒もえろい
  • 感動できる
  • RADWINPSのOPがいい(それ以降はしつこい)
  • 二人がちゃんと出会える

 

残念だったところ

  • ストーリーの都合がいちいち良すぎる(整合性なんてない。This is ハリーポッター!!)
  • RADWIMPSが多すぎる(前前前世は全然良かったです)
  • 思考が高校生すぎる(「忘れないように名前書いておこう」つってなんで「すきだ」って書くの?みつおなの?あとその場で見るよね普通)
  • 入れ替わりに違和感を感じるには感じるものの、そこまで大きな問題と捉えようとしない取り巻き達(いやまぁ今をときめく高校生らにしてみれば大したことではないかもしれないけどね…)
  • ギャグが寒い

うん、あれだ。やっぱりストーリーの都合が良すぎる。だから冷めた目で見てしまったんですね。たぶん。。

 

気になるラスト(結末)は?

「秒速5センチメートル」では残念ながら出会うことができなかった二人ですが、今作はどうなったのか?結果から言うとなんと会うことができました!!めでたくハッピーエンド!おめでとう!良かったね!

以下細かく書いていきます。

ティアマト彗星落下当日。三葉の身体に入れ替わっていた瀧は隕石の被害を受けなかった学校に町民のみんなを避難させる作戦を考える。

途中作戦を挫折して三葉に会うために山に行くなど、多少の紆余曲折はあったものの、最終的に本体に戻った三葉が父を説得、町民を避難させることに成功する。

……………………………………………………


時は流れ、ティアマト彗星落下から5年が経過していた。

 

瀧は大学四年生になり、就活をしている。
就活は上手く行かず、周りの友人は皆、内定を獲得するも瀧は一つも内定をもらえていない。

しかし、そんなことよりも瀧の中では何かが引っかかっていた。
”何か”をずっと探しているような感覚。けれども、それが何か、思い出せない。そうしたモヤモヤを抱えながら日々を過ごしていた。

ある日の歩道橋で瀧は上京していた三葉とすれ違うも、その時は彼女のことを明確に思い出すことができず。話しかけられずにその場を去ってしまう。(いつもの新海誠ならここで終わっていたでしょう)

 

また数日後。瀧が電車に乗り、窓から外を眺めていると並列した電車の窓から外を見ている三葉と目が会合う。「探していたのは、この人ーーーーーーー」瀧は次の駅を駆け足で降りて、必死の思いで三葉を探す。しかし交差点の中心にも、踏切の向かいにも彼女はいない。

もう会えないのかーーそんな時。住宅街の階段を降りた先に、彼女はいた。
目が合う二人。恐る恐る、階段を進む。ここでも一度はすれ違う二人だったが、瀧が勇気を振り絞り、声を掛ける「ずっと……探してましたっっっっ!!」三葉は答える「ーーー私もです!!」

そして尋ねる二人「君(あなた)の名はーーーーーーーーーー」(今時そんな風に名前聞く人おるかいな) 

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そういえばこの階段って、ラストで二人が出会えたところなんでしょうか。そうだったら憎い演出だ……!!

 

 

総評:細かいところを気にしなければ良作

何度も言ってますが結構ファンタジー要素が高い設定なので、細かいところをあれこれ気にする人は疑問の方が先行してしまって作品の世界に入り込めないかもしれません。ぼくはダメでした。
それでも映像はキレイだし、演者の人たちも上手で全然違和感なかったし、作品としては決して駄作ではなかったと思います。

当然ですがこれまでの新海誠作品が好きな人なら間違いなく「最高傑作」といえる作品でしょう。映画レビューサイトの評価が軒並み高いのはちょっと疑問だけれども…。

 

君の名は。がオススメな人

  • 新海誠作品のファン
  • きれいな映像が好きな人
  • 細かいところは気にならず、人物の努力を応援したい人
  • RADWIMPSが好きな人
  • リアが充している人

 

君の名は。が合わなそうな人

  • これまでの新海誠作品があまり好きじゃない人
  • RADWINPSが嫌いな人
  • 日常系なら日常系で割りきってほしい人
  • フィクションなのか、ノンフィクションなのかをあれこれ考えてしまう人
  • 「でもあなた高校生じゃん」と思ってしまう人
  • 物事を悲観的に見てしまう人

 

筆者のモヤモヤを完全に言語化できた記事がこちら!

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