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【感想】震えるほどにエヴァだった 映画シンゴジラを観た【ラストネタバレ】

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現実(日本))対虚構(使徒)!!シン・ゴジラは使徒だったのか!?


人智を超越した生命体との邂逅、その時人類はーーー

「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が新作エヴァの続編制作を延期してまで、作り上げたのはなんと「ゴジラ」。あのゴジラ。

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この「ゴジラ」。

 

正直1990年代産まれの人にとっていまさら「ゴジラ」と言われてもピンとこない。
それでも庵野さんは「シン・ゴジラ」を制作した。あのエヴァンゲリオンの制作を延期してまで。

なぜ庵野さんはこのタイミングでゴジラを制作したのか。彼がこのゴジラという作品で表現したかったものとはなんだったのか。

※あらすじからガンガンネタバレしてます!注意!

 

↓シンゴジラとエヴァの共通点をより掘り下げてみた記事はコチラ↓

ohrmsk.hateblo.jp

 

10秒でわかるあらすじ

舞台は現代。人びとがスマートフォンを介してあらゆるコミュニケーションを行ういまどきな世界。

そんな平和な東京のある日、海で原因不明の爆発が発生。

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(イメージ)


政府は新しい活火山が噴火したんでしょ〜と断定しようとし、のんびりとしたムードで対応策を練る。主人公の長谷川博己は「なんらかの巨大生物の可能性もありまっせ」と主張するが、机上の空論ということで相手にされず。

政府があーだこーだと議論を歩かせていくと、爆発源が陸上に移動し、上陸。
爆発の正体は巨大生物だった。

巨大生物は"GODZILLA"と名付けられ、何段階かの進化を遂げ、東京の街を蹂躙していく。

内閣は国内最高峰のブレーンを有する特殊チームを組織し、独自にゴジラの凍結作戦を進めていたが、その脅威は世界に知れ渡り、アメリカの核兵器による強行排除が決行されようとしていた。

東京は核によって跡形もなくなってしまうのか、凍結作戦は成功するのか。底力見せてみんかい、日本!!

 

20代前半、ゴジラシリーズ初見の映画素人の感想

 

筆者はエヴァンゲリオンが大好きです。

 

会議なげぇ

恐らくゴジラが暴れているシーンよりも内閣が会議しているシーンの方が長かった。でもテンポよかったし適度に笑えるし、面白かったです。内閣というかネルフ本部…。
20代なら楽しめると思いますが中学、高校生だと退屈かも。

 

ゴジラすげぇ

ゴジラすげぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
庵野さんすげぇぇぇぇ!!!!!!!!!

 

ゴジラって進化するんですね。最初は第一形態の謎の怪獣がゴジラと戦うのかと思いました。

 

エヴァンゲリオンだ!!!

もう一つ、冒頭から最後まで止まなかった思いが

これエヴァンゲリオンだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エヴァに見識のある人なら絶対に思う。これは汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンが不在のエヴァンゲリオンだと。ストーリー構成が”エヴァンゲリオン新劇場版:序と酷似しています。

序盤の対自衛隊の全く歯がたたないシーンはサキエル戦を想起せずにはいられない。主要女性陣2人はレイとアスカだし。終盤の作戦名も”ヤシオリ作戦”と酷似。狙いすぎ…。


ヤシマ作戦とシンゴジラの展開を比較してみます。

ヤシマ作戦:使徒と邂逅→シンジくんフルボッコ→日本総動員でシンジくんに協力→無事殲滅 

シンゴジラ(ヤシオリ作戦):ゴジラ出現→東京フルボッコ→政府がフルスロットルで作戦に協力→作戦成功

そっくりじゃないですか。作戦の詳細もそっくり(エネルギー消耗させた後に叩く)。なにこれエヴァ?ゴジラは第6使徒なの?

ちなみにヤシオリってのはヤマタノオロチを撃退したお酒のことらしい。酒で撃退ってどういうことだろう。

 

一つの映画としても超おもしろい!庵野監督すげぇ!! 

エヴァに寄せすぎじゃないか?という感じはしたけど、映画自体の内容も申し分なし。また見たいぞ!と思うに十分な内容でした。

なによりゴジラを現代の社会問題(原発、放射能)と絡めてきたのは本当によかった。ゴジラへの対応策でのんきに議論をして意思決定をうやむやにしようとする内閣府は笑えないけどやっぱり面白くて笑っちゃう。劇場内でも前半は割りと笑いが絶えなかったし。

けれども、締めるところはちゃんと責任持ってビシっと決めてくれる。思わず「日本も捨てたもんじゃないな!!」と思ってしまいました。

他にも被害区域以外では何事もなかったかのように進行していく日常のシーンとか、考えさせられる
部分が多かったですね。スマートフォンとか、小物の使い方も上手い。

庵野さんがつくりたかったのはアニメという現実性を損なった世界での物語ではなくて、現実の中で出現する虚構を通じた物語を描きたかったのかな、と思った。

 

よかったところ

  • エヴァに対する過剰とも言えるオマージュ(エヴァ好きにはたまらん)
  • 在来線(山手線)大爆発 大興奮した。これもエヴァに見えてしょうがなかった。Qの最初に出てきたネメシスシリーズみたいな

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↑なぜかすごくこれを思い出しました

  • ゴジラの破壊光線の使徒っぽさ
  • Decisive Battle起用(エヴァのBGM)一回目は大興奮
  • 日本いうアジアの島国のリアルを浮き彫りにした海外とのやり取り
  • でも海外の対応が意外と優しかった(ドイツかフランス 泣いた)
  • 石原さとみの謎演技(英語なまり激しい)
  • 科学者の男の方がいい塩梅でおかしな人で好感度MAX
  • ゴジラの東京破壊シーン。絶望感しかなく、精神に相当クる。だがそれがいい
  • 内閣がやるときはやってくれた
  • 以下中略

 

残念だったところ

  • エヴァのBGMがしつこい 一回でいいんじゃ…

 

これくらいしか思いつきませんでした。傑作だ!

 

結末

ヤシオリ作戦で無事ゴジラの凍結に成功します。凍結したゴジラはさながらカシウスの槍を突き刺された初号機のよう。

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長谷川博己と石原さとみが談笑したあと、凍結されたゴジラを追うカメラ。ズームで迫ったゴジラの尾には人間の腕と思われるべきものがおびただしく生えており、そのカットを最後に幕を閉じます。

ひじょ〜〜〜〜〜に意味深なラスト。ゴジラがいったい何からできたのか、ゴジラが再び産まれるのか?それとも人が産まれる??様々な解釈を呼びそうなラスト…これは庵野さんのお得意芸ですね。笑

個人的には、ゴジラは新たにヒト型として産まれ落ちて最終兵器彼女のような最強ヒト型生物になるのが面白そうだな…と思いました。なにそれこわい。

 

総評:ゴジラを見たことない人ほど、楽しめる!!

今作ほど、過去作の復習の必要がない映画はないでしょう。今作はゴジラという、長い歴史の上に積み上げられた作品でありながら、フラットな視点で、まるで一作目かのように楽しめます。しいて言うなら庵野監督の作品(特にエヴァ)に理解があるとより楽しめるかもしれません


エヴァ要素が非常に色濃くこれをゴジラでやる必要があったのかという声もありそうですが、きっと庵野さんは二次元の世界ではなくて三次元のリアルな世界で、現実世界が虚構に対して、どう対応するかを描きたかったのでしょう。

エンターテイメントとしてはもちろん、日本の内政ドラマとしても楽しめたし非常に満足です。
これがもしかしたら実写版エヴァンゲリオンの布石かもしれないと思うとワクワクが止まりません。


シンエヴァの新作も、シンゴジラの続編も実写版エヴァも楽しみです。

 

シンゴジラがオススメな人

  • エヴァンゲリオンが好きな人
  • 「日本終わってるわー」と思っている人

→諸君、日本はまだまだやれるぞ!シンゴジラを観よう!!

  • 群衆としての人間ドラマに興味がある人
  • ゴジラシリーズを一作も見たことない人
  • ゴジラシリーズが好きな人(初代ゴジラへのリスペクトに溢れているみたいです)

 

シンゴジラが合わなそうな人

  • 地味な映画が苦手な人
  • 一人の人間に感情移入する物語が好きな人

 

↓シンゴジラとエヴァの共通点をより深く掘り下げてみました↓

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