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【ネタバレ】映画マグニフィセントセブンの感想・あらすじ・結末など/最強の男たち、集結!!

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七人の侍」「荒野の七人」の魂を受け継ぐ西部劇、ここに開幕!

 

 

デンゼル・ワシントン」「クリス・プラット」らが名を連ねる"最強の7人VS◯◯人"活劇「マグニフィセントセブン」。

保安官、ギャンブラー、インディアンなど、7人の腕利きの戦士たちが大勢の敵を前に奮闘するという作品です。男なら興奮しない訳がない設定。。

その原案は黒澤明監督の七人の侍とそのリメイク映画「荒野の七人」。筆者は恥ずかしながらいづれも未観なのですが、「どちらも観てみたい!!」と思わせるには充分な魅力をもった作品でした。


ただ、絶賛するほどではなかったなぁ、というのが正直な感想です。



※今記事は映画「マグニフィセントセブン」のネタバレを含みます

 

 映画「マグニフィセントセブン」の基本情報

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アントワーン・フークアは好きな人は大好きな「トレーニング・デイ」の監督も務めています。最近だと「サウスポー」が記憶に新しいですね。

アントワーン・フークア監督は黒澤明氏のことを大変リスペクトし、意識して作っていることがインタビューからも伺えます。

黒澤は師(マスター)だ。シェークスピアみたいな人だ。彼がもし生きていたら、この作品を観るのをたのしみしてくれたはずと僕は信じている。『七人の侍』も『荒野の七人』もキャラクター重視の映画で、多彩な登場人物たちが他人のために力を合わせるところに意味がある。そこが一番大事だ。

映画『マグニフィセント・セブン』は『七人の侍』『荒野の七人』に比べもっと過激!? トロント映画祭プレミア上映 - AOLニュースより

 

10秒でわかるあらすじ

舞台は1879年のアメリカの炭鉱町ローズクリーク。平和だったこの町に目的のためなら手段を選ばない実業家"バーソロミュー・ホーク"の魔の手が迫る。

ホークはローズクリークを手中に治めんと暴虐の限りを尽くし、市民を恐怖の渦に陥れる。

愛する夫を殺されたエマはホークへの復讐を決意する。そんな中、町に保安官兼賞金稼ぎをしている腕利きのガンマン、サムがやってくる。

酒場の荒くれ者たちを一人で一網打尽にしたサムの実力に彼女は復讐の希望を見出し、彼にホークの殺害を依頼する。

サムはエマに何かを感じ、依頼を引き受けることに。しかし、一人ではさすがのサムも敵わない。

そこでサムは近辺のアウトローな荒くれ者たちを仲間に引き入れることを決める。ギャンブラー、ならず者、熊のような巨漢やインディアンなど、個性豊かな7人が集った。

最強の7人は、ローズクリークに平和をもたらすことができるのか。

 

マグニフィセントセブンの登場人物・キャスト

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サム/デンゼル・ワシントン

保安官であり、賞金稼ぎ。ガンの達人。めちゃくちゃ強い。ホーク抹殺の依頼を受けたのは、どうやらお金だけが目当てではなさそうである。

 

ジョシュ/クリス・プラット

ギャンブラー。ガンの達人。冗談大好きなおちゃらけた二枚目。

 

グッドナイト/イーサン・ホーク

別名"死の天使"。南北戦争で大活躍をした生ける伝説。

 

ビリー/イ・ビョンホン

ナイフの達人。身体の至る所にナイフを忍ばせ、ざっくざっくと無双する。

 

ジャック/ヴィンセント・ドノフリオ

クマと同等かそれ以上の体躯を持つハンター。信心深い。ナイフとガンを駆使して戦うぞ。

 

ヴァスケス/マヌエル・ガルシア・ルルフォ

流れ者。ガンが上手い。

 

レッドハーベスト/マーティンセンズメアー

弓矢を駆使して戦うインディアン。おそらく今作で一番人気のキャラだろう。「鹿肉の約束」は語りるがれていくに違いない。

 

エマ/ヘイリー・ベネット

今作のヒロイン。谷間がエロすぎてそこにしか目がいかない。

 

マグニフィセントセブンの結末・ラスト

町民たちの協力もあり、町の至る所に罠をしかけた一行。しかし、決戦前夜にグッドナイトが怖気づき、町を去ってしまう。

そして翌日。重要な戦力を一人失ったまま、ホークたちとの全面対決が始まる。最初はしかけてきた罠がうまく機能し、無傷のまま町を取り戻すことができるかもしれないと思うのもつかの間。


彼らの圧倒的な勢力に次第に押され気味になっていく。なんとかあがき、戦うも一人、また一人と、戦力を奪われていく。敵側のインディアンによってジャックが殺される。

さらにホーク達はガトリングという兵器で一行を一網打尽にしていく。グッドナイトとビリーもガトリによって殺されてしまう。

既に負傷していたジョシュはガトリングを破壊するために一人特攻を仕掛けるが、彼らの眼前の前で力尽きてしまう。最後にタバコの火を敵から手向けられると、そのまま地面にひれ伏してしまった。

しかしジョシュの狙いは最期のタバコではなかった。彼の手には"ダイナマイト"が握られていた。ジョシュとガトリングはダイナマイトに葬られるのであった。

多くの犠牲を払いながらもホークをあと一歩のところまで追い込んだサム。早撃ちの一騎打ちでたやすくホークの手を撃ち抜いたサムは彼を協会の奥まで追い込み、許しの言葉を放つことを迫る。

サムの家族はホークの手によって無残にバラバラにされていたのだった。

首を締め続けるサムだったが、もがきながら足元に備えていた銃に手を伸ばすホーク。サムは気づいていない。そしてホークが引き金に手をかけた瞬間。銃声が響き渡る。

その銃声はホークによるものではなく、教会の入り口にいるエマによるものだった。エマがホークを撃ったのだ。

ホークは絶命した。ローズクリークに平和が訪れた瞬間だった。

生き残ったサム、ヴァスカス、レッドハーベストは町を去っていった。絶命したものも合わせ、町のために命を掛けた彼ら7人は住民からこう呼ばれるようになる。"マグニフィセントセブン"と。

 

良かったところ

男たちの佇まいがカッコいい

7人全員にしっかりスポットが当たってる!!というとそうでもないかもしれませんが、デンゼル・ワシントン演じるサムやクリス・プラット演じるジョシュのかっこよさと言ったらもう。

個人的にいちばん好きだったのはインディアン。大義のため、異国の民を救うという生き様がイケメンすぎて。惚れました。イ・ビョンホンも連ドラぶりにみた気がするけど、やっぱりかっこいいですね。うん。

最強の7人が並んで敵を迎え撃つとか、興奮しないはずがないですよね。これから起こる"何か"の到来を嫌でも予想させるようなクールな演出。しびれます。。

 

男たちの戦いがカッコいい

銃やナイフ1つで無数の敵を圧倒していくマグニフィセントセブンたち。まるで無双シリーズのゲームでも見ているかのような無双っぷりは見ていてスカッとしてくること請け合いです。ただ、残念だったところでも書いてますがガンアクションだけでちょっと単調かな?っっていう思いは拭いきれませんでした。

 

エンドロールがカッコいい

 映画のエンドロールって意外と重要ですよね。その作品の余韻の決め手になるというか。マグニフィセントセブンはそこんところ完璧でした。真っ黒な背景に血の赤をアクセントにしたクールなエンドロール。最期まで世界観を損なわず、やりきってました。素晴らしい!

 

近代西部の美しい世界描写

近代アメリカの土臭い映像が個人的にツボでした。特に終盤の協会でのシーンとラストの風景描写。

協会でホークを追い詰めるサムをホーク目線でみせるあのシーンがすごくかっこいいなぁと。太陽の逆光でサムがぼやけてまるで悪魔のように見えました。あの演出はすごく好みでした。

またラストの町の風景描写。あれはCGだったのかな?それくらいに美しい夕時の映像が画面いっぱいに広がった時、思わず「うわぁ…」と声を出してしまいました。それくらいにきれいでした。

 

「協会や貸し馬屋など実際に25軒の建物を建て、馬90頭、クルー500人、スタント数百人を投入した」「映るものは全てCGなしの本物だ!」と圧巻のスケールで行った撮影を楽しそうに振り返っている。 

クリス・プラット「映るものは全てCGなし!」、高コスパ俳優が明かす映画の魅力/2017年1月21日 - 映画 - ニュース - クランクイン!より

 ジョシュ役のクリス・プラットがこうコメントしています。すげぇ。

 

エマの谷間が最高

最高。

 

残念だったところ

7人全員にしっかりとスポットが当たっているかというと、そうでもないかも

約2時間に全員のドラマを語らせるのも野暮ってもんですが、それにしても一人だけ取り上げられてなさすぎなキャラがいませんか?

そう、流れ者のヴァスケスです。彼だけやけに影が薄かったのは気のせい?ではないはず…。個性という個性も感じられなかったし、なんだかジョシュとも被っていてわかりずらいキャラだったなぁと思います…。

 

戦闘方法が単調

7人の戦闘スタイルが結局ガン頼りになってしまって戦闘方法が単調に思えてしまいました。いやまぁそこがいいのかもしれませんが。。

予告編で肩書きが個性的なものが多かったので「どんな風に戦うんだろう…!」と期待を膨らましてしまったのがいけなかったかな。

ナイフで華麗に敵を切り裂いてくビリー、巨体を駆使して戦うジャック、弓矢で正確無比に敵を射抜くインディアンはガンがメインの西部世界にフレッシュさをもたらしてくれていてよかった。特にビリーは寡黙な性格も合わせてかっこよかったなぁ。

 

設定・伏線などの考察

サムが依頼を引き受けた理由

サムは金銭目当てではなく、エマに何かを感じて依頼を引き受けたように思いましたが、その実はホークへの復讐が大きな目的でした。


サムは母、そして妹2人の命をホークによって奪われていました。それ故に遂行困難なこの依頼を引き受けたのかと思います。

 

まとめ

崇高な戦士たち。まさかの意外な三人が生き残る展開となりました。個人的にはあと一歩…!という出来の作品でしたが楽しめないことはなかったです。

クールなナイスガイ、そして西部世界の美しい風景に浸ることができたので良しとします。七人の侍が猛烈見たくなりました。

 

画像は映画『マグニフィセント・セブン』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズより引用