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【ネタバレ】アクロバティック伽椰子!呪怨-終わりの始まり-の感想【映画】

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新生「伽倻子」はアクロバティックダンシング!!!

 

 

 呪怨-終わりの始まり-の感想です。監督が清水崇から落合正幸へバトンタッチされ、リブートされた呪怨。果たしてどこへ向かうのか!?

 

 

10秒で分かるあらすじ

とある小学校の学級担任になった美人女性。そのクラスには不登校児が一人いた。

名前は「佐伯俊男」。女性教師は佐伯俊雄の自宅を訪れるが、その後不可解な現象に悩まされるようになる。

それもそのはず、佐伯俊男の自宅は足を踏み入れたが最後、その人に必ず死が訪れると噂されている「呪いの家」だった……。

 

今作の主人公は俊雄!しかも佐伯俊男ではない!?

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今作の呪いの温床はなんと俊雄くん。山賀俊雄くんが虐待を受け、強い怨念を残し死んだことから、話が始まります(最初から佐伯俊男なわけじゃないというのも驚き!)。

そのいわくつきの家に佐伯剛雄、佐伯伽椰子夫妻が引っ越してくることで事態がおかしくなってくるというお話。伽椰子は我が子との生活を待望し、日夜妊活に勤しみますが子どもが出来る気配は全くなし。次第にヒステリーになっていく伽椰子の元に怨念となった俊雄くんが降り立ちます。

正直ここはよく分かっていないのですが、伽椰子は無事妊娠を遂げ、俊雄と名づけます。記念すべき佐伯俊男の誕生。しかし彼は父の剛雄には全く懐かず、剛雄は「こいつは誰の子だ」と不満を爆発させます。

逆上した伽椰子は「あんたの子じゃない」「この子は私だけの子よぉぉっ」と剛雄に言い放ち、剛雄はブチ切れ。

剛雄は伽椰子の首を締め、殺害。居合わせた黒猫を抱えた俊雄くんも殺害。黒猫はなぜか電子レンジでチンされます。かわいそう。

そして伽椰子と俊雄くんの怨念が例の家に取り憑く、というのが物語の本筋。


呪いの根本を俊雄くんに変更するという大きな決断。さらに本作では殺害の殆どを俊雄くんが担います。定番のベッドの中から引きずり〜〜〜も俊雄くんが担います。おかげであまり怖くありません。なんだか微笑ましい。

 

基本的な構造は変わらず、時系列がバラバラでオムニバス的に展開されるストーリー

監督が変わっても物語の基本構造は変わらず、複数の時間軸がバラバラに進み、最後に向かって収束されていく運び。

伽椰子が生きてたり死んでたりと訳がわかりませんが、大きく分けるとトリンドル玲奈扮する女子高生編が過去、佐々木希主演の小学生教師編が現代と分けられます。時系列でまとめると

  1. 俊雄くんが餓死、怨霊が取り付いた部屋に女子高生4人が肝試しとして家を訪問

  2. 佐伯夫妻が入居。佐伯俊男が誕生。女子高生4人が行方不明に

  3. 剛雄と伽椰子が喧嘩、一家無理心中

  4. 小学校教師、不登校児の佐伯俊雄の自宅訪問、不可解な事件に巻き込まれるようになる

  5. 教師の彼氏が異変の原因を探る内に佐伯一家の事件にたどり着くも、伽椰子に殺される

  6. 俊雄が教師をお母さんと呼ぶ

という順番になっています。果たして小学生教師の結衣は死んだのか、気になるところです。

 

登場人物の死に様レビュー 

女子高生4人

一人目:ベッド In 俊雄くん

王道ですね。俊雄くんがやるとなんだか可愛らしいです。

 

二人目:やかんからの蒸気で顔半分を焼かれ、背後にあった冷蔵庫に引きずり込まれる

個人的にはこれがMVP。温めた後に冷やしてあげるという気の効いた采配に感動しました。

 

三人目:下の歯を引っ張られ、あごごとえぐり取られる

いままで引き釣り込んでたのに、なんて痛々しいことをするのでしょうか。かわいそうだ

 

四人目(トリンドル玲奈):部屋中を何者かの引力で引き釣り回され、最終的に引き釣りこまれる

なにを言ってるのかわからねぇと思うが、真実なんだ…。引っ張られて、天井にもたたきつけられて、最終的には引きづられてフェードアウト。なんだこれアトラクション?

 

佐伯一家

伽椰子:剛雄により絞殺

シンプルにやったね

 

俊雄:不明(恐らくナイフによる刺殺)

具体的な殺害描写はありませんが、雄男さんがナイフを持って俊雄くんと退治していたので恐らくそうでしょう。

 

俊雄くんが抱えていた黒猫:レンチン

剛雄さんいくらなんでもそれはひどすぎるぞ。

 

小学生教師と恋人

教師:不明

呪いの家で天井に張り付くアクロバティック伽椰子に追い回された挙句、目覚めると自宅。リビングにいくと首が90度横に曲がっていた恋人に迫られ、涙を流しエンドロール。

 

恋人:伽椰子に首を捻られる

伽椰子の日記見てたら突然背後から現れた。ラストは無残な姿で出演。そうきたか。

 

 

冷蔵庫とトリンドル玲奈の印象が強すぎました。あれはずるいよ。

 

渦巻きとはなうたはなんだったのか

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リングで言えば「ビデオ」が恐怖の象徴でした。

今作ではぐるぐる模様のうずまきを伽椰子や俊雄くんがしばしば書いてたり、俊雄くんとエンカウントする前は少年の歌声が聞こえたりと、「うずまき」と「はなうた」が物語のキーポイント的な役割を担っていました。

しかし、具体的にこれらが何だったのか?という明記はなされず。次作で明らかになるのでしょうか。 

 

総評:パターン化された恐怖。 新鮮味がほしいところ

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そろそろ伽椰子と俊雄くんのコンビにもパターンが見えてきたというか、怖がらせ方が一辺倒になってきた感じが否めませんでした。

生きている伽椰子がそれなりにミステリアスで怖かったり、俊雄くんが佐伯じゃなかったりとストーリーは確かに新鮮味があったのですが、肝心のホラーシーンがあまり怖くない。

どう殺してくるのか、大喜利を見ているかのようで緊張感もなくヘラヘラ見てしまう始末。いやまぁそういう楽しみ方もありだろうけど。。。

  

この映画がオススメな人

  • アクロバティック伽椰子が見たい人
  • かわいい俊雄くんが見たい人
  • トリンドル玲奈が引きづられる様を楽しみたい人

 

この映画が合わなそうな人

  • 本当にビビりたい人
  • 動物虐待が苦手な人
  • 俳優の大根演技にムカついてしまう人


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