【ネタバレあり】映画「亜人」の感想・考察/今年最高峰のアクション!109分間のノンストップアトラクション
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あなたを殺すためなら、私は何度でも繰り返すーーー
映画「亜人」の感想です。原作は未読です。
※ネタバレ含まれてますのでご注意ください。
- 映画「亜人」の基本情報
- 映画「亜人」のあらすじ
- 映画「亜人」の登場人物
- 映画「亜人」の結末・ラスト
- 映画「亜人」の感想
- まとめ/原作未読でも楽しめます
- 映画「亜人」がオススメな人
- 映画「亜人」が合わなそうな人
映画「亜人」の基本情報
監督:本広克行
原作:桜井画門
脚本:瀬古浩司・山浦雅大
製作:市川南
監督は「踊る大捜査線」シリーズが代表作の本広克行さん。ももクロが主演を務めた映画「幕が上がる」の監督も務められてました。
キャスト
佐藤健:永井圭
綾野剛:佐藤
玉山鉄二:戸崎優
城田優:田中功次
千葉雄大:奥山
川栄李奈:下村泉
千葉雄大が読モの頂点に君臨していた世代を生きた筆者にとっては「映画に出るまでになったか…」と無用な感慨を抱いています。
配給:東宝
上映時間:109分
映画「亜人」のあらすじ
2017年の東京。研修医の永井圭(佐藤健)はトラックと衝突し死亡するが、その直後、肉体が回復し生還。不死身の新人類“亜人”であることが発覚する。圭は追われる身となり、亜人研究施設に監禁されるが、“帽子”と呼ばれる亜人のテロリスト・佐藤に助けられる。しかし、佐藤は国家転覆計画に加担しない圭を敵視。圭は佐藤の暴走を止めるために立ち上がる。
シネマトゥデイより
映画「亜人」の登場人物
・永井圭/佐藤健
26歳の研修医。ある日トラックに轢かれるも、それがきっかけで自身が亜人ということが判明。冷静沈着に見えるが、実はアツいハートを持っているかもしれない。
・永井 慧理子/浜辺美波
永井圭の妹。持病持ち。
・佐藤/綾野剛
亜人。20年間政府に人体実験のモルモットにされていたことに強い怨みを持ったおり、政府への復讐をもくろんでいる。東京都を「亜人特別区」として引き渡すことを政府に要求。めちゃくちゃ強い。冒頭あたりで永井に突然キレるシーンは笑った。
・田中功次/城田優
亜人。佐藤と同様の人体実験に用いられていたところを佐藤に救われ、行動を共にする。かっこいい。
・戸崎優/玉山鉄二
厚生労働省の人。常にドヤっていてうざい。おまえなんもできんやんけ。
・下村泉/川栄李奈
戸崎の部下。実は亜人で本作では主に田中と戦闘を繰り広げる。女性の戦闘でここまで動くの結構新鮮でした。
映画「亜人」の結末・ラスト
「東京都を浄化するぜ」と宣言した佐藤は、あの手この手をこねくり回し、殺戮ガスを無事入手。最後に永井との一騎打ちに持ち込んだ。
乱戦の末、佐藤の勝利で決着がつくかと思われたその時、自衛隊特殊部隊「対亜」が駆けつけ、2人に冷凍ジェットをぶっかけて凍結。そのままそのまま跡形を残すことなく粉砕し、2人の亜人が消滅という形で決着がついた。
と思いきや戦闘中に片手をぶったぎられていた永井君はその腕から復活。「待て!」と制した戸崎を横目に全裸のままビルから飛び降り、下降中にエンドロールへ。途中、佐藤がかぶっていたキャスケットを手に取るカットが入るが、それは佐藤なのかはわからない。ラストシーン面白かったですよ
映画「亜人」の感想
良かったところ
アクションシーンが最高
脚本はいろいろと粗を感じましたが、アクションシーンは文句なし。ガンアクション・ナイフアクション・格闘戦など様々なアクションが楽しめるうえににそれぞれのアクションが半端ない。かつてない躍動感を体現しつつも何が起きているのかしっかり追える映像の構成は見事だなーと思いました。アトラクションのように楽しめると謳ってた予告編に偽りはなかった。
不死身設定ちゃんと活用してたのも楽しかった。自分の体越しにショットガンぶっ放したり、亜人の3マンセルで行動してたときにわざと仲間殺したり。「そんな方法があるんかいな」という発見と驚きの連続でアクションシーンが来る度にワクワクしました。
佐藤健の服装がかっこいい
永井君が着てる服いちいちかっこよくない?と思っててエンドロールの衣装協力を注視していたらそうそうたるブランドが並んでました。ステュディオスやシップス、N4からユリウスやヨウジまで。。そりゃかっこわいいわけだ。
余談ですが特別舞台として永井と共に戦うことを選んだおっさんが「死ぬかもしれないのになぜ戦うの」と永井から問われた時に「仕事だからだ」って答えたのが味わい深かった。「深く考えって答えが出ない」。そんなものなのだろうか…。
ラストの躍動感
「別の映画じゃねーか」ってくらいに遊んでて笑いました。ウルトラマン的な
綾野剛の肉体美
もっと見たかった。いいケツしてました。
映画「亜人」の残念だったところ
脚本が残念
脚本が粗いです。そのせいで登場人物に感情移入しにくく、物語に入りこみにくかったです。永井君がなぜ佐藤と戦うのか、そこら辺の動機をもっと描写してほしかったなぁと思いました。「僕はお前が嫌いだ!!」というのも充分に理由として妥当かもですがw佐藤はネチャネチャしててめちゃキャラたってたなぁ…。
原作ではそれぞれ事情があるみたいですが、映画では大分はしょられています。せめて戸崎と下村の関係の深さの理由くらいは見たかった。どんだけべったりなのよ。
キャラの描写がいまいち
もっと言うと登場人物にあまり魅力がない。いやそれも脚本の時点でキャラの魅力をうまく引き出せていなかったという理由があるのかもですが。個人的に玉山鉄二が演じてた戸崎のイラ度がやばかったです。なにもしてないくせにひたすらドヤりやがって。
部下の下村ちゃんはどこに惹かれてしまったんや。原作に描写があろうがそんな都合は知らん。1つの作品として出すならその中で完結させるべき。佐藤はよかった。
もうちょっとカジュアルに死んでほしかった
亜人の方々、不死身の癖になんか死を躊躇しすぎじゃない?永井君とか身体よろよろになっても全然死のうとしないし。復活するならもっとカジュアルに死ねば楽だと思うのだが。。。
まとめ/原作未読でも楽しめます
アクションシーンの半端なさで他の残念ポイントをねじ伏せた作品。予告編で謳っていた「アトラクション」に偽りなしでした。
鑑賞後、原作がどんなものか少しだけ調べてみたのですが、映画にはなかった設定が満載でそのおかげでバイアスなく楽しめたっていうのもあるかも。。原作読んでたら「あの設定抜くのはないわ」って言ってそうな自分がいたかもしれません笑
文句ばっかに聞こえますが、普通に面白かったです。「具体的に観たい映画はないけどなんか観たいな」って時にぜひ。頭空っぽにしてアクションを堪能できる作品です。佐藤健と綾野剛の筋肉がすごかった。
映画「亜人」がオススメな人
映画「亜人」が合わなそうな人
- それぞれのキャラの行動に合理性を求める人
- 原作に忠実な作品を楽しみたい人
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