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【ネタバレ】池袋風俗ドキュメンタリー映画!「牝猫たち」の感想【考察】

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風俗嬢は終わらない。男がいる限り。

 

 

 

ロマンポルノリブートプロジェクト第三弾「牝猫たち」を観てまいりました。初日の公開で監督と主演女優の舞台挨拶付き。 作りての方々の話を直接聞く機会なんて滅多にないのでこの目に焼き付けてきました。

今からこの人たちの裸が見られるのか…と妙な興奮に包まれたのは内緒

 

映画「牝猫たち」の基本情報

監督:白石和彌

「凶悪」や「日本で一番悪い奴ら」で監督を務められた方です。実際にあった事件の切り取り方が上手ですよね。

 

ロマンポルノリブートプロジェクト第三作目

今作は45周年を迎えた「日活ロマンポルノ」を記念して始動した「ロマンポルノリブートプロジェクト」の中の一作品となっています。

ロマンポルノというのは「10分に一回濡れ場がある映画」のこと。

当時は色々と物議を醸していたようですが今回ロマンポルノの活性化を目指してこのような企画が立ち上がったようです。(なんと裁判にもなったそうで…)

 

zジムノペディに乱れる ネタバレ

映画.com×「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」より


今回の「ロマンポルノリブートプロジェクト」では上記の6つのルールを設けて制作されました。制作費一律や撮影期間1週間など、映画の素人でも「やべぇ」と思うルールもあってこれがプロの力量か…!と思わざるを得ません。

監督陣も大変豪華で、今回の行定勲さんはもちろん「リング」シリーズの中田秀夫さんや「冷たい熱帯魚」の園子温さんなど、「こんな人が!?」と思ってしまうような人達揃いで今後の作品もとても楽しみ。

 

5秒でわかるあらすじ

池袋のデリヘルで生計を立てている三人の女性。彼女たちはホームレスやシングルマザーなど、それぞれの問題を抱えながらも男の欲望を満たすことで池袋の夜をさまよい歩く。女のたくましさを描いた群像劇。

 

「牝猫たち」の登場人物

雅子:井端珠里

青色のカーディガンがトレードマークの風俗嬢。訳あってホームレスであり、漫画喫茶に泊まることで日々を過ごす。一番かわいい。胸は小さい。

 

結依:真上さつき

ピンクの上着と花柄のスカートがトレードマークの風俗嬢。シングルマザーで、子供を素性も知れぬ青年に預けて仕事をしている。胸は控えめ。

結依を演じられた真上さんはなんと20歳。舞台挨拶で(監督が)おっしゃられてましたが、オーディションでは監督もびっくりの行動をとられたそうで。舞台挨拶でもすごく堂々としていて立派だな〜と思いながら見てました。

 

里枝:美知枝

上品な雰囲気を漂わせる風俗嬢。夫に不倫され、半ば自暴自棄で風俗の世界に。死人相手にセックスをキメるという離れ業を披露する。胸は小さい。

 

野中:音尾琢真

デリヘル「極上若奥様」の経営者。法律的にブラックな経営をしているが女性には優しい。

 

他にもお笑い芸人「とろサーモン」のイケメンな方も主要人物のポジションで出演しています。彼の初登場シーンは劇場内が爆笑に包まれました。笑

 

「牝猫たち」の感想

これまでの2作とは毛色の違う、社会派ロマンポルノ

これまで公開されたロマンポルノ映画「ジムノペディに乱れる」「風に濡れた女」の二作はわりとコメディタッチに描かれているように感じましたが、今作はテーマがも重いのなんの。

「ネカフェ難民」「ひきこもり」「孤独死」「シングルマザー」といった、現代社会に潜む社会問題の諸々を見事にロマンポルノに落とし込んだ渋い一作でした。

妻に先立たれ、ぽっかり空いた心と空間の隙間を風俗嬢で埋めてしまった老人がとった行動は驚きました。その後の展開はもっと驚いた。もうめちゃくちゃだ。

 

風俗嬢の生き様に引き込まれる

上にあげた諸問題の描かれ方も印象的でしたが、やはり筆者が一番印象に残ったのは風俗嬢の生き様。なんというか、彼女たちもたくましく生きているんだなぁ…としみじみと思いました。

人っ気も失せた真夜中に仕事を終え、一人夜のコンクリートジャングルを闊歩する女性たち。そこにあったのはもはや深い孤独だけ。

同じ職場で働く風俗嬢たちなのに、関係性は形付けることすらままならない。友だち?同僚?どうでもいいかと笑い飛ばす彼女たちを見ているとなんとも言えない寂しい気持ちになりました。

 

喜怒哀楽に満ち満ちたセックスシーン

今作は三人の女優さんのセックスが楽しめます。どの方も素晴らしいセックスを披露してましたが、それぞれがセックスに抱く思いの差異が伝わってきてとても良かったです。

あくまで個人的な考察ですが

  • ホームレスの雅子は孤独を埋めるため
  • シングルマザーの結依は快楽のため
  • 夫に不倫された里枝は同情のために

それぞれがセックスという行為をしているように映りました。こんなに色鮮やかな性行為を見たのは初めてだ…!

雅子は貪欲なセックスを披露したかと思ったらコメディチックなパターンもあったりで笑わせてもらいました。「風俗嬢だなぁ…」と感じた瞬間でした。笑

 

ただ全員胸は小ぶりです。だがそれがいい。
 

普段よく行く場所が舞台だとテンションが上がる

今作の舞台は池袋。よく行く場所だったのでより没入感を深めながら観ることができました。
個人的すぎる感想ですが笑


ただ思ったのは、街の距離感が掴めていることで「この人はこんなに歩いたのか…」といったような要素を感じながら楽しめました。こういう意味でもありがたかったかも?

ということで池袋によく行く方は今作をより楽しめること請け合いです。。

 

結末

雅子

「デリヘル若奥様」は廃業、職を失った雅子は真夜中の池袋で一人思いにふける。すると以前「デリヘル若奥様」でバイトしており、盗撮動画を流出させてクビになった若者が通りかかる。

若者もは新たな風俗事業をスタートさせようとしており、雅子はしぶしぶその仕事に乗るのであった。

 

結依

謎のクラブでとろサーモンのイケメンな方にドラッグキメキメセックスを決め、その後の消息がつかめなくなった結依だったが、数時間遅れで子供を引き取りにきた。とろサーモンのイケメンな方と共に。

とろサーモンは子供を預かっていた三宅という若者に悪態をつき、三人は「上手いもんでも食うか」といって池袋の街に消えていった。

三宅かわいそう。

里枝

妻に先立たれてしまった老人が唯一心を許せる存在だった里枝。いつものように自宅で営業を終えると老人が突然里枝の首をロープで締め上げ、「心中してくれませんかぁぁあ」と声を荒げる。

あと一歩のところで思いとどまる老人だったが今度は自らの首を締め上げだし、「殺してくれえええ」と里枝に懇願する。

里枝はむせび泣きながら老人の首を締めるが、ふと老人の股間が盛り上がっていることに気付く。
一目散に老人のいきり立つ老人を身体に納める里枝。性のよろこびを味わう里枝だったが、老人は既に息絶えていた。。。

 

「一度デリヘル頼んでみようかな」と思わしてくれる作品

結構心を掴まされた作品でした。崖っぷりに立たされた女たちは、明日もたくましく生きていく。
個人的には結構好きです。

井端珠里がひたすら美しかった。。あんな風俗嬢いたら一時間3万円でも払います。よろしくお願いします。

そういえばだいぶ免疫ができたのか、成長侍のサムライはほとんど成長しませんでした。

 

映画「牝猫たち」がおすすめな人

  • 貧乳好きな人
  • 社会問題について考えをめぐらしている人
  • 風俗の世界に興味がある人
  • とろサーモンのイケメンな方が好きな人

 

映画「牝猫たち」が合わなそうな人

  • 「貧乳終わってる」な人
  • セックスに小難しい事情はいらねぇって人
  • とろサーモンのイケメンな方が嫌いな人

 

日活ロマンポルノリブートプロジェクトの記事

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洋画フリークの下町バッドマンの肌には合わなかったみたいです。。。