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【ネタバレ】映画「ドクター・ストレンジ」感想、あらすじ、結末など/東洋魔術を使うヒーローがあなたを新感覚世界へ誘う!

 

ドクター・ストレンジ 感想

天才外科医は、最強の魔術師になるのか。

 

本日の映画感想はドクター・ストレンジ。天才外科医が世界を守るヒーローになるまでを描いた作品です。

マーベルはなぜかハルクとソー作品はスルーしてしまってますが、予告映像のインセプション的な映像世界に魅せられて今月一番楽しみな映画だったと言っても過言ではありません。

主演は「イミテーション・ゲーム」や「スタートレック・イントゥザ・ダークネス」で主演を務めたベネディクト・カンバーバッチ

昔から仏教世界に深い馴染みがあった彼ですから、またとないハマり役であることは間違いないでしょう。

天才外科医から一転、最強の魔術師となったストレンジの葛藤と成長の航海に共に漕ぎ出しましょう!

 

 

映画「ドクター・ストレンジ」の基本情報

監督:スコット・デリクソン

脚本:スコット・デリクソン、ロバート・カーギル

制作:ケビン・ファイギ

上映時間 :115分

配給:ディズニー

 

マーベルシリーズの監督を務めるのは初めてのスコット・デリクソン。プロデューサーはマーベルシリーズの名物プロデューサー、ケビン・ファイギが務めます。

 

映画「ドクター・ストレンジ」の登場人物/キャスト

ドクター・ストレンジ/ベネディクト・カンバーバッチ

ドクター・ストレンジ ネタバレ

本名はスティーブン・ヴィンセント・ストレンジ。

元はどんな病気も治す天才脳外科医だったが、自動車事故で両腕に大怪我を負ってしまい、手術をすることが困難になってしまう。

精神的に腐ってしまい、資金も底を尽きようとしていたある日、どんな病気も治す魔術師がネパールのカトマンズにいると聞きつけた彼はカトマンズへ。

そんなこんなで魔術を会得、世界を破滅に陥れようとする悪役との戦闘を余儀なくされる。

突然変異や科学を駆使して戦うヒーローが多い中、魔術という異色の能力を駆使して戦う珍しいヒーロー。

 

エンシャント・ワン/ティルダ・スウィントン

ドクター・ストレンジ 解説

ドクター・ストレンジの師匠。世界最強の魔術師に与えられる称号「ソーサラー・スプリーム」の継承者。500年くらい生きているらしい。

 

バロン・モルド – キウェテル・イジョフォー

ドクター・ストレンジ

ストレンジと同じくエンシャント・ワンの弟子。チベットをさまようストレンジを見出したいいやつ。Wi-Fiのパスワードをストレンジに手渡すシーンがクライマックス。

 

クリスティン・パルマー/レイチェル・マクアダムス

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今作のヒロイン。変わり者のドクター・ストレンジが唯一心を許す存在。かわいい。

 

ウォン/ベネディクト・ウォン

ドクター・ストレンジ 考察

ストレンジの執拗なギャグ攻めを食らうも一切の笑顔を見せない。「イロモネア」で審査員に彼が選ばれた暁にはその芸人が100万円を手にすることはないだろう。

 

カエキリウス/マッツ・ミケルセン

ドクター・ストレンジ

今作のヴィラン。永遠の命に魅力を感じずにはいられないありがちな悪役。

 

10秒でわかるあらすじ

ティーブン・ストレンジは天才脳外科医として北米にその名を轟かしていたが、不慮の事故で両腕に重大な怪我を負ってしまう。

築き上げたキャリアを全て失い、自暴自棄になったストレンジだったが、どんな病気も治してしまう魔術師がカトマンズにいるという話を聞きつけ、ヤケクソでカトマンズへ。

無事、魔術師に会うことができたストレンジ。魔術の筋が良かった彼はトントン拍子で魔術を体得。

そんな矢先、カエキリウスの魔の手がカマー・タージに迫り、ストレンジは医者に戻るか、魔術師として地球の平和を守るかの選択を迫られる。

彼はどの道を選ぶのかー。

結末・ラスト

ロンドンでカエキリウスにその胸を一刺しされたエンシャント・ワン。即刻ストレンジが務めていた病院で手術を試みるが、彼女はアストラル界でストレンジに遺言を残し、命を引き取ってしまった。

ストレンジはエンシャント・ワンからの遺言を受け、医者としてのキャリアを捨てて魔術師として戦うことを決意する。

一方、ロンドンを陥落させたカエキリウスはその魔の手を香港へと伸ばしていた。ウォンが食い止めていたが、ストレンジとモルドが香港に到着する頃には時既に遅し、暗黒次元が開かれ香港は混沌に包まれていた。

しかし、ストレンジが手にしたインフィニティストーン"アガモットの目"の時間遡行能力により、暗黒次元を牛耳る長との対峙に成功。取引をけしかける。

力では叶わず、一度は長のビームに消し飛ばされるストレンジだったが、なぜかストレンジは復活。再度取引をけしかける。

なんど殺しても"取引だ"と言って自分の元に戻ってくるストレンジ。彼は"アガモットの目"を駆使して同じ時間を何度も繰り返していたのだ。

同じ時間の繰り返しに辟易とした長は、暗黒次元の扉を開いた「カエキリウスたちを地球から追い出す」ことを条件にストレンジを解放。

こうして地球滅亡の危機は免れた。ストレンジはエンシャント・ワンから「ソーサラー・スプリーム」の称号を受け継ぎ、魔術師として地球の平和を守る道を選択したのだった。

一方でエンシャント・ワンの真実を知り、魔術の世界に失望したモルドは魔術師根絶をスローガンに掲げ、行動を開始し始めていた。

 

良かったところ

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何次元世界?独特の映像世界に酔いしれる

ストーリーもキャラもさすがの魅力があるのはマーベルといったところで納得の出来となっていますが、本作最大の魅力はその独特な映像世界

ノーラン×ディカプリオ映画「インセプション」を観た方はパリの街並みがグニャグニャに捻れていくあのシーンがとても印象に残っていると思いますが、今作はインセプション以上に街並みが多層的にねじり曲がっていきます。

インセプションかと思ったら2001年宇宙の旅のような観念的な世界も出てきたりでとにかく映像がすごいはちゃめちゃで想像の先に連れて行ってくれます。何かのアトラクションを観ているかのような錯覚にもとらわれるほど。


その映像世界は「酔いしれる」と書きましたが実際に酔う方が出てもおかしくないほど。笑

筆者は3D映画が苦手で2D版を観たのですが、今作は絶対に3Dで観たほうがいい作品だと思いました。建物に飲み込まれるような臨場感があるんだろうなぁ…。。

 

キャラクターの魅力はさすが!

さすがのマーベルといったところでしょうか。今作の主人公で新たにMCUの仲間入りをするドクター・ストレンジも相当に魅力的なキャラクターでした。

医術の天才であり、その性格はプライドが高く、傲慢。自分が名声を得られると判断した患者の手術しかしないという徹底ぶり。それでいてどこか心に空虚な隙間を感じさせる。

まるで同じMCUのキャラクターであるアイアンマンことトニー・スタークのよう。序盤の時計を選ぶシーンとかトニーかよと思わずにはいられませんでした。笑

キャラ被ってるのでは…!?という思いもよぎりますが、そこはMCU。いずれトニーとの対面も果たすはず。同じ属性のキャラが同じスクリーンで一体どのような化学反応を起こすのか、今から楽しみでなりません。

 

残念だったところ

正直特にありませんでした。

 

酔う人は酔う

敢えて挙げるならこれくらい。

伏線や設定などの考察

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スタン・リーのカメオ出演はどのシーン?

マーベルの重鎮スタン・リーが本作でもカメオ出演されています。どのシーンで出てきたのかというと、ストレンジ達とカエキリウス達が歪みに歪んだロンドンを疾走するシーン。

ストレンジがわざとらしくバスに衝突するのですが、その車内で本を読んでいるのがスタン・リー。「こりゃ面白い話だ」とか言ってて笑っちゃいました。

 

エンドクレジット後の映像

マーベルシリーズでは恒例のエンドクレジット後の映像。

今回はドクター・ストレンジが次回共演するであろう相手と、カマー・タージを離れたモルドのその後の二本立てでした。

 

マイティ・ソー」次回作で共演確定!

まず、ストレンジの元を訪れたのはマイティ・ソー。館内に充満するクスクス笑い。

チタウリの襲来に危機を感じたストレンジはソーを呼び出し、ロキが二度と地球に来ないようにと警告。

ソーは"父のオーディンが見つかればもう来なくなると思うよ"と言うとストレンジは微笑し、協力を表明。というシーンでした。

まさかの東洋魔術×西洋の超能力のコラボレーション!!これはもう次回作が楽しみでしかありませんね。。これでマイティ・ソーの次回作「ソー・ラグナロク」にドクター・ストレンジが共演することが確定しました。

 

闇落ちモルドは「ドクター・ストレンジ2」の示唆?

もう一つのおまけ映像はモルドが魔術で下半身不随から復活を果たしたパングボーンの元を訪れるシーン。

モルドはパングボーンに意味ありげな言葉を投げかけます。モルドの殺気を感じ取ったパングボーンですが無念にも魔術の力を奪われ、再び下半身不随に陥ってしまったのでした。

「なぜこんなことをする?」というパングボーンの問いにモルドは

「魔術師が多すぎるからだよ」と言い、その場を後にするのでした。そして

「Doctor Strange will come back」の文字。

闇落ちしてしまったモルドが続編のヴィランににあることが確定しましたね。

 

エンシャント・ワンの不老不死の秘密

劇中でも明らかにされますがエンシャント・ワンの長寿の理由はカエキリウスの悲願だった「カリオストロの儀式」を行い暗黒次元の力を手にしていたからだということが明かされました。

モルドはその事実に失望し、闇落ちするということですね。

カリオストロ」と言えばルパン三世の作品が有名ですが、カリオストロというのは稀代の詐欺師として名をあげた人物であり、特に時間などに相関する意味はないみたいです。

どうしてこのネーミングにしたんだろう…。

まとめ

マーベルは安定して面白いので安心して鑑賞できるなーと改めて実感。シビル・ウォーに続くMCUフェイズ3の2作目として十分と言えるクオリティの作品ではないでしょうか。

スーパーヒーローもののファンの方は安心して楽しめますし、新たにマーベルの世界を覗いてみようって方も導入にしても楽しく観られるのではないでしょうか。SFが好きな人もぜひ!!

 

 

スパイダーマンファーフロムホームのネタバレ感想記事も書きました!